「『選ばれる』がテーマでは本は出せないよ。なぜなら、多くの人が選ばれたいと思って
ないから」

ある出版塾の講師から言われた衝撃的な一言です。

手前味噌ですが、私は競争倍率1000倍以上と言われるアナウンサー試験で選ばれて
きました。そして今はたった1社の企業、たった一人のビジネスパーソンとして選ばれる
方法をご指導させて頂いています。

「……そんな私のこれまでやってきたこと、すべてが無意味だったの?」

 その言葉をきっかけに、本を書くことにどんどん自信がなくなってしまいました。

結果、出版を諦めてしまいました。

その後、個人から法人化し、株式会社STORYを設立。

プレゼンテーションをはじめとする人材育成を行う一方、アナウンサー志望者向けのオ
ンラインアナウンススクール事業もスタートさせました。


めまぐるしく3年が過ぎ、ホッと一息ついたとき。

「今一度、出版にチャレンジしたい」

 記憶の底に深く沈めいていた思いがまた浮かび上がってきたのです。

 そして、心に決めたのです。

「今度こそ!出版を決める!」と。

カツカツと出版の足音が近づいてきた

 そのとき「選ばれる人は共感ストーリーを語っている」をテーマに会社のホームページ
(このホームページです)をリニューアルの準備をしていました。

そこで制作会社の方に、新しいオーダーを1つしました。

「『書籍』というページを作ってください。」

もちろん、まだ1冊も本は出していません。未来の先取りです。

何もない真っ白い書籍というページに、何冊も私の本がずらりと並ぶイメージに心踊ら
せました。

そうしたら、来たのです!

何が? もちろん出版オファーです!

書籍ページを作ってくださいとオーダーをしてから一ヶ月かからずにして、です。 
ホームページは制作中ですから、まだ公には誰にも見ることができない状態。

まさに「嬉し驚き」で、これが「引き寄せの法則」というものかと思いました。

ただ、先方の要望は「『共感ストーリー』メソッドで、就職活動本を書いてもらいたい
」というオファー。

ビジネスパーソン向けに書きたいと思っていた私としては悩みました。

答えは保留していたのですが、やはり共感ストーリーはこれからの時代に、特に必要なプレゼン手法であり、選ばれるにはスゴさではなく、「あり方」が大事なんだと、さらに自分の中で揺るぎない自信が沸きあがっていくのを感じました。

その自信が後押ししたのか、その後、1か月たたずにしてスタンダーズ社とご縁をいただき、ビジネスパーソン向けの本が出版する運びとなったのです。

企画通過がはっきりわかったのは、12月25日のクリスマス。サンタさんからのクリスマスプレゼントですね。

結果、リベンジすると決めてから90日で出版が決まりました!

(以上、「たった1人」に選ばれる話し方、あとがきより)

「たった1人」に選ばれる話し方 (しゃべりは下手でいい! 「共感ストーリー」が心を動かす) 

オンライン講演会、大盛況でした!

実は、その後、新刊を出すまでに2年空いています。

その理由は本を出したことで、今までとは出会わなかったような方々と出会うことで、嫌な思いをしたり、傷つくことが多くなったからでした。。

自称繊細な私は、「本は1冊出したし、もういいよね。」と著者としての活動を止めてしまったのです。

でも・・・

また、湧き上がってきたのです。

「このままでいいのかな?」という思いです。


私はもっともっと、たくさんの人に伝えたい。

ありのままの自分を伝えることで、人に好かれるし、大事な場面で選ばれるんだということ。

それが自分の経験と熱い思いを語る共感ストーリー®の力なんだと。

初出版から2年空き、しっかり充電できたところで、私は決めたのです。

「毎年、1冊を本を出す著者になる」と。

そして、2023年7月に2冊目を出すことができました。

転職は話し方が9割 (転職内定率90%のアナウンススクール代表が教える!)

私がこれまで会社員からアナウンサーに転職やアナウンサーからさらに大きな局への転職をサポートしてきたノウハウをまとめました。

3冊目となる本も今、企画を練っています。

これからも共感ストーリー®をテーマにお役に立てる本を書き続けます。